スタンプレスの時代と言えども、仕事で使ったり、書類に押したり、ハンコを使うシーンはまだまだ日常に溢れていると思います。
【ハンコを捺す】という行動は、どんな場面であれ、『私はこれを認めます』という意志を表明することです。書類に捺されたハンコならば、その書類に自分の意志を載せたということになります。
つまり、ハンコって『自分の分身』
ならば、気に入ったものや、材質のいいものを選んで使いたいですよね。大事な意志決定を示すその時に、胸をはって捺せるハンコを1本持っているって、なんかカッコイイじゃない。

100均ハンコじゃ物足りない
じゃあハンコ屋さんということろへ行ってみようじゃないの。実際にどんなハンコがあるのか?作る際の留意点や、材質選びのポイントはどこか?見て、聴いて、触れて、『そうだったのか!』と思えたら、大人の階段をひとつ登った自分に出逢えるかも知れない。
【秀美堂 hankoya】さんにお邪魔しました
お話を伺ったのは大崎市古川【秀美堂 hankoya】さんの
オーナーの『渡部 恵美』さん。2016年からここで、ハンコの作成、販売をしています。


ハンコ(印鑑)には、用途によって種類があります
どんな種類があるのでしょう。
シーン別、ハンコの使い分け
個人で捺すハンコ(印鑑)には、次のようなものがあります。
【実印】
婚姻、相続、家の購入時などに使います
【銀行員】
預金通帳を作るときに必要です
【認印】
書類の内容について、確認した、承諾したことを示す際に使います
重要度は
実印>銀行印>認印

素材も様々なものがあるんです

左から、ラクト、アカネ、黒檀
【ラクト】プラスチック製
【アカネ】海外産の木材(柘)
【黒檀】国産の木材
さらに黒水牛の角、チタンや水晶、メノウなど、石を使ったものもある。
価格、強度とともに
ラクト<木<角<石

手に持ってみると、重さが違いますね
ラクトや木材に比べ、角や石の素材は、手にズシリと重みがかかります。それってそのまま、人生の重みのような気がしました。
何でもいい、安いものでいい、捺せればいい。
これまでハンコに対して、そのくらいの気持ちしかなかったのですが、意味や奥深さを知ることで、だんだんとハンコが好きになっていく自分がいる。
そして、ハンコへの興味と愛情を高めてくれる渡部さんの知識がすごい。お話に引き込まれる。

高級感あふれるガラスケースには、木、角、石の素材が展示されている。
先ほども述べたように、『ハンコ=あなたの分身』と考えると、こだわりを持って作ってみたいという気持ちが沸いてきます。

テキトーに作りたくはないですね
けれども、ハンコを作る機会なんて、そう滅多にあるもんじゃない。どうやって注文したらいいんだろう?どこにこだわればいいんだろう?そんなクエスチョンに対し、渡部さんは丁寧に説明をしてくれました。
ハンコの選び方、注文のポイント
まずは、何の用途で作るかを明確にし、サイズを選びます。

これより大きいサイズサンプルもあります
一般的には、
認印は10.5ミリ
銀行印は12ミリ
実印は13.5ミリ以上で作るようです。
実物大のサンプルを見ながら、サイズを決めましょう。価格は、サイズが大きくなるほど高くなります。

次に、書体を選んでもらいます


どれを選べばいいんでしょう?ってか読めない書体もあります…

お好みでいいのですが、用途によってオススメの書体とそうでない書体があります
左側の2つは、実印向き。印相体と篆書体。
ちょっとカッコイイ。でも読めない。このサンプルが『山本』っていう、比較的に画数が少なめの字だから、まだ雰囲気で読めそうだけど、もっと複雑な字だったらお手上げだ。
認印として、会社で使っていたら

誰のハンコだよコレ。読めないじゃないかー
ってなりそう。銀行印や認印は他の4つのタイプがオススメだ。
もちろん実印も、読めるタイプの書体でもOK
また、実印は、フルネームで作るのも粋ですよ。

印相体、篆書体は、もう読めない(笑)
実印は、フルネームでも作れるし、苗字のみ、下の名前のみでもOK
女性だと、結婚によって苗字が変わる可能性が高いので、名前のみで作る方もいるという。
ハンコ作りの醍醐味は『迷う』こと

ハンコ作りって、選ぶことがたくさんあるんですね
そう。さらに、木、角、石などの素材選びもある。
使用目的や、予算の都合もあるでしょう。その中で、素材、サイズ、書体、フルネームか苗字のみか名前のみかなどを考えて選び取っていく。それって人生の選択みたいじゃないの。
預金通帳も、仕事の書類も、結婚相手も、マイホームも。何でもいい、安けりゃいいで選ぶのと、じっくり考えた上での選択では、その後に歩む人生の道が違ったものになっていきそうだ。
大切にするべきものを、大切に選ぶ。それを象徴するものが、ハンコというものなのでしょう。

オシャレな銀行印。プレゼントにオススメ。
今やネットでもハンコを注文できちゃう時代ですが、知識のない状態で適当に作ってしまうのは、なんだかもったいない。

迷うのが醍醐味
滅多に作るものではないからこそ、機会に恵まれたときには、『迷って選ぶ』という醍醐味を味わい、後悔しないものを作ってほしいと思います。
いい意味で迷わせてくれる、選ばせてくれるのがここ、【秀美堂 hankoya】です。迷ったときには、渡部さんに相談しながら、納得いくまで迷いましょう。こんなとき、知識のあるプロがいるのは心強いですよね。

お客様のお好み、ご要望にお応えできるよう、勉強しています
現状に満足せず、さらに研鑽を重ねる渡部さんがステキです。
新しい門出を祝う
3月、4月は卒業と門出のシーズンです。新しい仕事、環境、生活がスタートする方も多いのではないでしょうか。
ご自身はもちろん、親戚や友人など、ハンコは新たなスタートを切る方へのプレゼントしても喜ばれます。

キラッキラのハンコ。捺す時にテンション上がりそう。
新生活に期待と不安が膨らむ春。素敵なハンコという『分身』を手にすることで、心を強く持つことができるといいですね。
新生活、結婚、大きな買い物。迷った末にじっくり選んだハンコは、期待の心を膨らませ、不安の心は小さくした上であなたの背中を押してくれるでしょう。
ここはハンコを売っているお店じゃない。人生の節目に、自信をもってスタートできる心の豊かさを提供してくれるお店なんだ。
さあ、あなたもステキな『自分の分身』に出逢いに行ってみましょう。
【店舗情報】
所在地:大崎市古川穂波4丁目1-10
TEL:0229-21-0775
FAX:0229-21-0776
駐車場:あり(隣のラーメンショップと共有)
※国道4号線沿いにあります。中央分離帯がある為、南向き方向の車線から右折で入ることはできませんので、ご注意ください