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体験・取材レポート大崎市

大崎市三本木にあるオーダースーツ製作工場に82歳のレジェンド職人がいるだと…?詳細を調べてきました

どうも。ささキジです。

今回紹介するのは大崎市三本木にある

「オーダースーツを製作する工場」

そこにはなんと82歳の職人が現役稼働しているらしい…そして会社自体が創業102年という歴史ある会社。

ささキジ
ささキジ

気になる。気になるぞ。しかし、創業102年という歴史ある会社さんが私のようなちょっとふざけた記事に対してOKを出してくれるのだろうか…

なので一応メールで確認。

その結果は…?

ささキジ
ささキジ

いいのかよ!まさかのすんなりOK。であれば私の得意フィールドってわけよ。

ということで潜入します。

株式会社佐田。さっそく中に入っていきます。

潜入

工場長の加藤さんがお出迎え。まずは会社の全体的な部分について聞いていきたいと思います。

ささキジ
ささキジ

加藤さんお疲れ様です!ここの工場はどんな工場なんですか?

加藤さん
加藤さん

お疲れ様です!こちらは簡単に説明すると、現在従業員は110人で、1日に約100着ほどのオーダースーツを製作しています。

ささキジ
ささキジ

すべてオーダースーツ。とんでもなく手間がかかりそうなイメージですが、実際どうなんですか?

加藤さん
加藤さん

スーツにはある程度のパターンはあるのですが、お客様一人一人のサイズやご要望に合わせて製作していますのでなかなかに大変ですね!機械を導入はしていますが、最終的には従業員それぞれの感覚が大事な仕事なのでやりがいはあると思います!

ささキジ
ささキジ

加藤さんはここで何年働かれてるんですか?

加藤さん
加藤さん

自分は28歳で入社して、33年間ここにいますね!工場長には2015年になりました。社長から工場長の打診はそれ以前からあったのですが、実は「ちょっと待って」とやんわり断ってたんですよ。

ささキジ
ささキジ

えぇ?!なんでですか?

加藤さん
加藤さん

いままでの工場長が大変そうに見えたからですね。女性が多い職場を自分が仕切れるのか?という不安も正直ありました。

正直すぎて面白い加藤さん。現在は工場長になり10年が経つ。記事の後半で紹介しますが、とても熱い心を持っている方です。

工場内へ潜入

加藤さんに案内してもらいながら工場内を見学していきます。

圧巻。

全工程を詳細に記事にするとハリーポッター並の超大作になりそうなので割愛しますが、生地をスーツのパーツごとに裁断するところから

ボタン穴、裏地、ポケットなどたくさんの工程を経て、オーダースーツが完成していく。各所に機械は使われていますが、あくまで職人さんたちのサポート。

オーダースーツだからこその絶妙な調整や引き算、足し算は職人なしでは成り立たないなと感じた。

詳細を語りたいけど、語るとアホみたいな情報量になってしまい絶対に読者は混乱してしまう。だからこそ一言でまとめます。

ささキジ
ささキジ

すげぇ世界だ。

ほんとに。すげぇ世界。こんな感じなのかな?という予想を遥かに超えたすげぇ世界でした。

82歳現役のレジェンドに話を聞いていきます

そしてついに82歳の現役職人に話を聞く時がやってきました。その前に加藤工場長に確認

ささキジ
ささキジ

その82歳の方って、そんなにすごい方なんですか?確かに今の80代って元気な方が多い印象ですが、年齢的にできないこともかなり多いのかなとおもうのですが。

加藤さん
加藤さん

いや、すごいですよ。まずスーツに関して、すべてのパーツを縫えるのはその人しかいません。その方が休まれた時は3人でカバーしているのですが、正直3人合わせてもその方の仕事の40%ほどしかまかなえていない現状がありますね。

ば、ばけもんだ…

そんな加藤工場長から熱い信頼を寄せられているのが吉田三郎さん。

詳しくお話を聞いていきます。

ささキジ
ささキジ

吉田さん初めまして!よろしくお願いします。吉田さんはこちらで何年働かれてるんですか?

吉田さん
吉田さん

よろしくお願いします!私はこの会社に勤めて60年近くになりますね!本社勤務から機械のシステム部分の業務までいろいろやらせていただいて、今はこの工場で勤めています

ささキジ
ささキジ

お仕事されていて、こだわっている部分などありますか?

吉田さん
吉田さん

自分は根本的に細かいことが好きなんですよ。だからこそ、スーツを楽しみにしているお客様のためにも見えないところにも気をつけています。品質の良し悪しは細かい基本のところがいかにできているかが大事なんです。だからこそ機械だけに頼らず技能を伸ばす必要があると思っていますね。

加藤さん
加藤さん

おっしゃる通りで、安いからそれなり、高いからちゃんと作る…とかそういうのじゃないんですよ!スーツというものには必ず思い入れがあるんです!もしかしたらおじいちゃんおばあちゃんが孫のためにオーダーしてくれたのかもしれない。プレゼンという大事な場で使われるかもしれない。1着1着にはお客様の思いが必ず込められている。それを裏切るようなことは絶対にしたくないですし、その思いが我々のつくるスーツの品質に反映されていると思っています。

いいところを持っていきながら熱く語る加藤さんと、その言葉に頷く吉田さん。

なんて熱い思いなんだ。初めは工場長になることに対して乗り気じゃなかったのに…あんた最高の工場長だよ。工場長に抜擢した社長さんは間違ってなかった。

加藤さん
加藤さん

かといってあまりにこだわりすぎると納期の問題があるので、品質と生産のはざまで心がいつもゆれているんですけどね 笑

かっこいいなぁ。そんな悩みさえもかっこよく感じる。

吉田さん
吉田さん

いいものをつくりたいと思っていると次から次へと課題が出てきて、抜けられないんだよね。今でも夜中に夢で、ああするといいんじゃないか…こうするといいんじゃないかって仕事をしているよ。

吉田さんの話を聞いて、職人だなとしみじみ感じる。トライアンドエラーを繰り返して、よりいいものを作りたいという気持ちが伝わってくる。この向上心をいくつになっても持ち続けていることに尊敬。

これはあれだな。

ささキジ
ささキジ

吉田さんに関しては、寝てる間も夢手当つけてあげたほうがいいですよきっと!

加藤さん
加藤さん

検討します

そんな吉田さんは、マスコットキャラクターのスーツや、力士の方のスーツなどたくさんの難易度の高いスーツを製作してきたそう。

ささキジ
ささキジ

1番難しかったスーツの依頼ってどんなのでした?

吉田さん
吉田さん

あのー…あれだ…シャチだ。

意味がわからない。一体どういうことだろう。

加藤さん
加藤さん

グランパスくんという名古屋のサッカーチームの公式マスコットキャラクターです!

なるほどなるほど。

ささキジ
ささキジ

なにがそんなに難しかったんですか?

吉田さん
吉田さん

スーツって肩で着るって言われるくらい肩の部分が大事なんですよ。肩があるおかげでスーツはズリ落ちないわけじゃない?でもグランパスくんそもそも肩がないのよ。あと背ビレもあるからその部分も工夫しなきゃない。

ささキジ
ささキジ

肩がないwww服の概念が吹っ飛びましたな。なんとなくとても難しいんだろうなというのを感じます。

完成したスーツが上記。

吉田さん
吉田さん

ほんとにいろいろ考えて、工夫して、試行錯誤を重ねて完成しました。大変ではありましたが、とても楽しくやりがいがありましたね!

そんな吉田さんは現在、従業員の方に技術を教えながら、営業の方からいただく提案を技術的に形に落とし込めるように試行錯誤の毎日を送っているとのこと。そのひたむきさに頭があがらない。

最後に

ささキジ
ささキジ

最後にお客さんに伝えたいことなどありましたら教えてください!

加藤さん
加藤さん

機械だけでは実現できないことって実は結構多いんです。そこに人の手が加わるからこそ暖かさや明るさ、風合いが出るんですね。オーダスーツは寸法だけでなく、一人一人の好みだってあります。スーツを楽しみに待っているお客様一人一人に寄り添い、要望に応えられるように全力で頑張っています!

外から見ればただの工場に見えるかもしれないけども、実際に中に入って働く方々の

【熱い心】

を自分の心も熱くなるくらい感じることができた。

自分が80代に突入しても現役で記事を書き続けてやろう!と新たな目標ができました。

終わりです!!!

この記事で興味を持った方は下記にSADAさんの公式ホームページを載せるので、ぜひみてください。

オーダースーツSADA公式HP

この記事を書いた人
ささキジ

天より授かりし文章力。その能力をフルに活かした謝罪文の作成が得意です。宮城県北の取材記事を主に担当。神妙な顔で下ネタを言うのが好きです。
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