どうも。ささキジです。今回の内容はすごくまじめな話。
一切のおふざけ要素なしでお送りします。
今回の内容は催眠商法(SF商法)についてです。じゃあ催眠商法ってなんなの?ということなのですが、箇条書きで時系列順に下記にまとめます。
ステップ1.集客
- 「無料でもらえる」「100円で買える」などのチラシや呼び込みで人を集める
- 高齢者や専業主婦など、時間に余裕がある人がターゲットにされやすい
ステップ2.安心感を与える
- 実際に安価で日用品を販売する、粗品をプレゼントする
- 「ここはお得だ」と思わせ、繰り返し通うようにさせる
ステップ3.拘束時間を徐々に延ばす
- 初回は数分程度の説明
- 通ううちに30分、1時間と説明が長くなる
ステップ4.心理的な操作
- 一緒に唱和させる、拍手させるなど集団の一体感を利用する
- 会場の雰囲気で「断りにくい空気」をつくる
ステップ5.高額商品の提示
- 「健康になる」「痛みが消える」などと効果をうたう商品を紹介
- 特別価格や限定感を強調して購買意欲をあおる
ステップ6.強引な販売
- 個別に呼び出して長時間説得する
- 「今日だけ」「今決めないと損」とプレッシャーをかける
- 高額な健康器具や寝具などを契約させる
ステップ7.継続的な被害
- 通ううちに繰り返し購入を迫られ、被害額が膨らむケースも多い
要は安いもので釣って、お客さん同士で連帯感を持たせて判断力を無くし、たけぇものを買わせる的な商法です。
なぜこんなことをわざわざ記事で書くのかというと
最近宮城県にそんな感じの香ばしい匂いのするお店があるとの情報を私がいただいたからです。
いただいた情報
宮城に住んでいる方からいただいた情報は下記
※名前や固有名詞は控えます

100円で食料品、生活用品が買えて、最初は5分程度の話しを聞いて、商品を100円で買う感じでしたが、
日に日に話しの時間が増え
今では地べたに座らせられ、1時間以上話しを聞く感じになってました。
復唱させたり、自社商品なども出してきて、塗るだけで、痛みが和らぐクリームなど
あと、個室?みたいな所もありました。3回ほどいきましたが、怖くてあとは行ってません。
参加してた方が高齢者さんが多く、
スタッフさん?から口止め?みたいな事をされていましたので危ないかと。
まじか。思いっきりそのまんまじゃん。
ここまで話を聞くと

実際問題そういうのって取り締まることはできるの?警察の人だって地域の人だし存在がわからないわけではないはず。なんで怪しいのに野放しにされてるんだ?
って思うよね?その部分を解説します。
警察は取り締まれないの?
結論からいうと、すぐに警察が動ける案件ではないことが多い。
実は催眠商法って消費者庁・消費生活センターの管轄 になることが多いらしく、警察ではなく行政が動く分野なんだって。
例えば地元の警察の人が「ここ怪しいな」と思ってたとしても、具体的な被害届や相談がないと動けないのが現実。
なので順番としては消費者センター→警察の流れになる。
ここまでで勘のいい方はなんとなくわかったと思うけど…

催眠商法のお店って1カ月、2カ月でお店を畳んで違う場所でまた同じことをするのよ。つまり口コミで広まって消費者センター、警察が動く前にトンズラこいちゃうってわけ。
そもそもやってることが絶妙にグレーゾーン。立証が難しい分野なの。
例えば被害にあった家族がまくし立てても、買った本人が納得してしまっていたらどうしようもない。
だからこそ我々は自分で自分の身を守らないといけない
まず大前提として「安さや無料」に釣られない。
もし行っちゃって、強引な販売をされたら契約していても クーリングオフ制度 が利用できる場合があるのでそちらを利用する。
少しでも不安を感じたら 消費者ホットライン(188) に相談する。

自分はそんなのわかってるから大丈夫!安い商品や無料の粗品だけもらってくるわ!なんて思わずに、そもそも行かない。そして行こうとしている人がいたら止める。
これを徹底してほしいなと思います。そして語り継いでほしい。

これは俺の個人的な意見だけど、おじいちゃんおばあちゃんが抱える孤独だったり、情報取得方法があまりないような方に付け込んで儲けようって考えはけしからんよね。粋じゃねぇよね。
と正直思う。皆さんも気を付けてください。