どうも。ささキジです。
今回の記事は、近くに住んでいる人、そうでない人も一度は利用したことがあるんじゃないかという施設
【わくや天平の湯】の意外な裏側を取材した記事を書いていきます。
話はコロナが流行した時代にさかのぼる—
コロナの影響もあり、当時の天平の湯の内情は経営難。
そんな状態だった天平の湯ですが、2023年にNPO法人「まち感動クリエイティブ(仙台市)」が涌谷町から指定管理者に選ばれた。

とても簡単にいうと、天平の湯の管理運営を民間事業に任せますね!みたいな感じ
そこで運営を切り盛りするため仙台からやってきた孤高の戦士が…

天平の湯マネージャーの中島 翼(なかしま つばさ)さんってわけ

ぶっちゃけたことを言うと、当時現状のまま引き継いだのですが、”源泉”くらいしかいいところないんじゃない?と思ってしまうような状態でしたね
いきなりとんでもないことを言う中島さん。

大丈夫?これ記事にして大丈夫?
先に言ってしまうと、中島さんがやってきた2023年4月から2024年11月の時点で経営は黒字化が見えてきた状態に。そして現在は黒字。
最近では温泉ポータルサイトで宮城県総合2位を受賞したりと怒涛の勢いで施設を盛り上げている。
記事を書いたり、企画を練ったりするようなネットマーケティングを生業にして生きているささキジにとって、1年そこそこで経営難を脱出した中島マジックとやらがとても気になる。
ということで前置きが長くなりましたが、今回は天平の湯の紹介と、その裏側について徹底的に聞いていきたいと思います。
ここから長くなりますが、普段知ることのない側面の天平の湯を知ればきっと魅力的に感じるはず。
大事なのは意識付け

掃除が行き届いている館内。意識して感じたことはなかったが、よく見ると隅々まで綺麗。

まず土台として固めないといけないと思ったのが、従業員の方々の意識改革ですね!
以前だと
ということがあったり、マナーの悪いお客さんがいたときに正面から戦ってしまうなどの状況があったとのこと。

利用者様に満足してもらうために何ができるか?何をすべきなのか?を主体的に考えて動いてもらえるようになってほしいと思ったんです。
そのためにまずは従業員の方々の待遇を改善。過程よりも結果を評価すると従業員に言い切った。
ここでささキジは、自分も同じようなことを体験したことがあるからこそ思うことが…

こういう田舎寄りの地域でそういうことをやっちゃうと、周りから意識高い奴とかめんどくさいやつと思われたりしませんでした?


おっしゃる通りで最初は全然大丈夫じゃなかったです!なんだあの仙台から来た意識高い系の変な奴は…?いきなり何様だ?みたいな感じは正直ありましたね。
だよねぇ。マーケティングの本とか仕事のマネジメント本とかを読んで、実際に試してみてわかるのは
ささキジ&中島さん:「地方でその知識は想像以上に通用しない」
ってこと。最後に行き着くのって、小手先の知識じゃなくて人と人との関係構築なんだよね。


お客様に満足してほしいという気持ちで働いていると、感謝されたときに嬉しいじゃないですか?それは誰しもが思うことだと思うんですよ。
うんうん。

お客様の満足度という結果をしっかりと還元できるような待遇に改善しましたし、ちゃんと働け!という押しつけではなく、責任をもって楽しく働いてほしいというのが私の従業員の方々に対する思いですね
館内を案内してもらいながら個人的に感じたのは、従業員の笑顔。内情はわからないのではっきりと言い切れないけども、とても楽しそうにハツラツと働いていた。
接客も、館内がきれいに保たれているのもお客さんからすると”当たり前“のこと。

我々はついそう勘違いしてしまうけども、接客も清掃もその会社の付加価値なんだよ。サービスと掛け合わせることで、その価値は掛け算にも、時には割り算にもなってしまうんだよね。
だからこそ、その付加価値を会社が認めて結果として評価してくれることは、そこで働く人にとっては嬉しいことなんじゃないかなと思いました。
お客様のマナーについても考えていきたい


利用者様のマナーという部分も、少しずつ変えていこうと現在いろいろと施策をうっています。
こういった部分を変えていきたいとのこと。

お恥ずかしい話、ネットの口コミにもそういったマナーについて指摘いただいているような状態なんです
見かけたときに声をかけるようなのですが
「昔は何も言われなかったのに!なんだ急に!」
という方もいらっしゃるんだそう。昔の運営体制と今は違うんだよということを徐々に浸透させていきたいとのこと。

こればっかりは徐々に徐々にだよね。今まで黙認してきたツケが回ってきてるってことだからね。急に変えるのは難しいよね。
マナー問題は難しいよね。ささキジが言えることなんて、自分を客観的にみて必要な場面では自分を律しようくらい。
満足度を上げるために


利用者様により満足していただけるよう、椅子やソファ。高齢者の方が座りやすいよう座椅子なども導入しました。
変えないといけないもの、追加で購入したいといけないものはたくさんあるとのことでしたが、利用者様に満足していただけるものを日々考えて優先順位を考えているんだとか。

その取り組みの1つとして導入したのがコミックリース。
人気のタイトルを揃え、現在は1000冊。読める漫画も時期によって入れ替わるんだそう。
メディア初?!温泉施設の裏側に潜入

地下にある温泉の心臓部を案内してもらいました。
なんという大掛かりな機械たちなんだろう。男の子とか目をキラキラさせちゃうんじゃない?

いろいろな機械があるわけですが、メンテナンスや機械自体取り替えなくてはならないものなどなど…温泉を維持するためのお金って実は結構かかるんですよ。

上記の画像はシャワーの水圧を調整するもので、中島さんがここにやってきてから取り替えたんだそう。

こういったものってピンキリだとは思うんですが、いくらくらいかかるんですか?

具体的な金額は言えないのですが、〇〇〇万かかるというのは結構ザラな世界ですよ。
あわわわ。今回はシャワーの水圧を調整する機械に限ってしまいますが、みんなの”当たり前”を維持する、または改善するのに〇〇〇万もかかる。
こういう裏側の話って、まず出てこないじゃないですか?知ると途端にありがたみを感じるね。
料金を維持するために…攻める

次は事務所を案内してもらう。そこには謎の機械が。

この機械は電気の使用状況が可視化できる設備です。これを導入することによって節電効果があり、電気料金を抑えることに成功しました!
こうした設備投資に踏み切ったことで、大人660円という入浴料をキープしている。
ここまで話を聞いて思ったのが

中島さんの現状を変え、さらにそれを継続するという能力がすげぇ!ってこと
何かを変えるって人間の本能的にすごく大変なこと。だって明日だけ2時間早く起きるってだけでも超大変じゃん?
しかもそれを維持するなんてさらに大変なことよ。
近隣に引っ越さない”粋”な理由

聞くと中島さんは、仙台から日々天平の湯に通っているんだとか。
近隣に引っ越せばいいのになぜ仙台から通うのだろう?

それは客観的に天平の湯を見たいという理由からです!内側に入りすぎると本来見えるはずのものが見えなくなっちゃうこともありますからね!
確かに。内側に入りすぎると
「今までも問題なかったんだからこのままで大丈夫だろう」
という気持ちになるよね。

館内のBGMなどはまさにそれですね!元々はBGMがかかってなかったんですよ。でもBGMってあった方が雰囲気が出ていいじゃないですか?
まさに灯台下暗し。
それらを繰り返し継続してきた結果は…?

その結果どうなったかというと、記事冒頭でお話しした通り黒字化に。
最近では地元の利用者だけでなく、仙台からの利用者も増えているんだそう。

開館した時点で220人の利用者様に来ていただいたときもありました。本当にありがたいですし、頑張ってくれている従業員の方々にも感謝しかないです。
現在は開館前にお客さんが車で待機しているのは当たり前の状態が続いているという。
この当たり前を作り出すため、中島さんや従業員の方々はどれだけの動き、葛藤、苦労があったのだろうか。
想像すると、みんなに対するリスペクトの念が押し寄せてくる。あんたたちすごいよ。
これから天平の湯のカタチ

利用者様に満足してもらいたい!そのための苦労は楽しくさえ感じていますね。
そのために現在は館内の研修室や小劇場の有効活用に力を入れているとのこと。

館内でのプロレス鑑賞という攻めたイベントや、ダンススクールやヨガなどの習い事など。
温泉施設の垣根を超えた面白さを提供中。
今後も天平の湯の進化を楽しみにしよう。そして天平の湯に行ってみよう。
店舗詳細
住所:涌谷町涌谷字中江南222
TEL:0229-43-6330
営業時間:10:00~21:00(最終受付20:30)
定休日:毎週水曜日
instagram:天平の湯インスタグラム
Facebook:日帰り温泉わくや天平の湯