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体験・取材レポート遠田郡

『豊かな人生の選択肢を増やす場所』学べて遊べる涌谷のフリースペースが熱い!

自由に出入りできて、漫画が読めて、ゆっくりお喋りできて、しかも無料。

こんな場所が近所にあったらいいなって思いませんか?

さやキジが住む涌谷には、そんな素敵な場所があるんです。それがコチラ。

ここは【あんだあも】というゲストハウス。入り口が2か所あり、宿泊者は店舗横の入り口から入るのですが、正面の入り口を入るとテーブルがしつらえてある空間があります。そこが【YORIMICHIよりみち】というフリースペース。その名の通り、フラっと寄り道できる場所なんです。

でも、寄り道して実際、何をするのか?と思う方もいるでしょう。

さやキジ
さやキジ

クエスチョン

自由、何してもいい。だってフリースペースだから。

読者さま
読者さま

そう言われると、逆に何をしていいか分からない

確かに。では実際【YORIMICHI】でみんなが何をしているかを探りに行ってみましょう。

まるちゃん
まるちゃん

こんにちは

出迎えてくれたこの方は、涌谷町の地域おこし協力隊・隊員の『まるちゃん』

地域おこし協力隊の活動の一環として【YORIMICHI】を運営している。

おっと、ここでクエスチョンがもうひとつ。

読者さま
読者さま

地域おこし協力隊とは何ぞや?

さらに、『まるちゃん』なる人物もどこの馬の骨か分からない。クエスチョンだらけだ。

別に怪しいもんじゃない、怪しい場所じゃないけど、なんだかよく分からない。今回はそんな『?』をひとつひとつ『そういうことか!』に変えながら、【YORIMICHI】の奥深さと魅力に光を当てていこうと思います。

まるちゃんのお仕事

まずは、この男性。丸井陽介まるい ようすけさん。通称『まるちゃん』

兵庫県西宮市の出身。旅行が好きで、大学時代はバックパッカーをしていた経験があるし、海外もいろんな国を訪れているそう。広い見聞と知識をもつ。

そんな彼は涌谷町北田にて塾を運営しつつ、この【YORIMICHI】を開いている。

まるちゃん
まるちゃん

過去に塾講師をしたことがあるので、その経験を活かしています

なるほどー。でも、塾と【YORIMICHI】、2つもできるのか?

まるちゃん
まるちゃん

昼間は【YORIMICHI】夜は塾です

オープン時間は日によって異なるが【YORIMICHI】は18時までで、塾は19時から始まるという。

ここで、読者さまの頭にはさらなるクエスチョンが発生してることでしょう。

Q、【YORIMICHI】の利用は無料、夜の塾だけで、充分な収入は得られるの?

Q、兵庫県西宮の人が、なんでまた涌谷に来たの?

その答えこそが、地域おこし協力隊なのです。

その地域に移住し、自治体の委託を受け、地域活性化の為の活動を1~3年間行うのが地域おこし協力隊。簡単に言うと町おこしを仕事としてやっているってこと。【YORIMICHI】はその活動の一環。仕事としてやっているので、ちゃんと自治体から給料が支払われている。

そして、まるちゃんがなんで涌谷にやってきたのかという謎。

地方に住む人が、進学や就職の為に都市部へ移住するってのは、よくあるけれど、逆パターンはあまりない。西宮からしたら、この辺なんてめちゃ田舎だろうし、地方に来るとしてもなんで涌谷を選んだのかもクエスチョン。

さやキジ
さやキジ

大崎とか、石巻とかさ、もっと栄えている場所もあるのに…

まるちゃんは地域おこし協力隊として、どの自治体で活動しようか探したそう。自治体ごとに、募集要項のようなものがネットに出ている。そこで候補に挙がったのが涌谷町。

まるちゃん
まるちゃん

『あんだあも』を使って活動できそうと思いました

自治体ごとに協力隊員に求める内容や活動はさまざまで、設備や気候も含めた環境面も異なる。それらを考慮したとき、涌谷は条件が整っていると思ったそう。

塾講師の経験を活かして子どもの教育に関わる活動をしたい、まるちゃんが描いているプランに涌谷の環境が合致したってこと。マッチングアプリみたいだ。

まるちゃん
まるちゃん

あと涌谷は、雪が少ないところがいいです

ここも、まるちゃんにとって重要ポイント。確かに、関西圏で生まれ育った人が、大雪が降る場所で暮らすのは大変だろう。嫌な要素がないってことも、カップリングには必要事項だ。

人生に多くの選択肢を

まるちゃんの塾を利用しているのは、小学生。【YORIMICHI】には中高生がよく来ている。つまり彼が関わっているのは、これからを生きる子どもたち。

勉強を教えるのはもちろん、一緒に遊んだり、お喋りを楽しむ中で、幅広い見識を身に付け、進学や就職の際には多くの選択肢をもってほしい。

自分の経験や知識がその役に立てたらと、まるちゃんは語ります。

まるちゃん
まるちゃん

居住地や学力を理由に、夢を諦めてほしくないんです

高校や大学を卒業したら、どこかの会社に就職して、定年まで勤める。

ひと昔前は、これが定番の人生設計だった。親もそうやって生きてきたし、他のパターンを生きているロールモデルに出逢う機会もない。田舎は特に。

けれども、令和の現代は違う。

まるちゃん
まるちゃん

今って、いろんな働き方があるじゃないですか

ユーチューバーが子どもの憧れ職業ランキングの上位になって久しい。才能を活かしたり、スキルや知識がお金になる現代。収入を得る方法は無限大。

さやキジ
さやキジ

地域おこし協力隊も、昔はなかった働き方ですね

【YORIMICHI】では、様々な働き方をする人を呼び、話を聴かせてもらうという取組みも行っている。成功秘話に失敗談、現在の仕事に就いた経緯など、本人から聴ける話は、間違いなく子どもたちの興味と選択肢の幅を広げてくれる。

どんな人でも、なんでもできるし、何者にだってなれる。まるちゃんは、その道筋を示してくれる、ちょっと年上のお兄さん。子どもたちにとっては、親しみをもてる憧れの存在だろう。

居心地のよい第二の部室

ゲストを呼んで話を聴く他にも、たこ焼きパーティーをしていたり、海外から来た人と英会話をする機会を設けていたり、何やら楽しげな企画をどんどんやっている【YORIMICHI】

イベントがあるときは、インスタに情報が出ているので、チェックしてみよう。

イベント日以外の普段は中高生が自由に来て、宿題をしたり、お喋りしたり、思い思いの時間を過ごしている。

まるちゃんは言います。

まるちゃん
まるちゃん

第二の部室のように使ってほしいと思っています

部室って、用があってもなくても行くし、誰かいれば喋ったり、誰もいなけりゃ昼寝したり、とにかく居心地がよくて、自由に過ごせる場所。

誰にとっても、リラックスして過ごせる場所があるって嬉しいよね。

そんな第二の部室にある日、怪しい中年のフリーライターがやって来た。

【YORIMICHI】に来て、まるちゃんについての記事を書くさやキジ

中高生の利用が多いが、それ以外の年齢層の人が行っちゃだめってことはない。大人が利用してもOK

さやキジ
さやキジ

集中できて、仕事がはかどる♪

第二の部室はこんな大人な利用の仕方もあるんだ。

ただ、集中して仕事しようと思って行ったのに、オセロ、ボードゲームは多種類揃っているし、最近、まるちゃんが読みたくて買いそろえたという漫画もある。いろいろな誘惑が凄い…。

さやキジ
さやキジ

誘惑に負けたっていいじゃないか。にんげんだもの。

その日来ていた中学生の子によると、これを読んでいない人は、人生の半分を損しているのだそう。

【YORIMICHI】って、何するところ?という、冒頭のクエスチョンの答えは、

結局『自由』ってことになる。しかし、そんな自由の中に学びがあり、遊びがあり、人生の幅を広げる交流がある。

中学生と神経衰弱をするまるちゃん。勝率は、1勝10敗くらいだって(笑) 中学生の記憶力、恐るべし。

昨今、財政難に喘ぐ自治体は数多くあり、涌谷町とて例外じゃない。

しかし、こんな素敵なフリースペースがあり、こんな楽しい空間を創った熱意ある地域おこし協力隊員がいる。そこに集う子どもたちは、沢山の選択肢をもって将来へと羽ばたいたのち、涌谷に多くの恩恵をもたらしてくれるだろう。そんな環境が整った涌谷町は、間違いなく豊かな町と言える。

【YORIMICHI】詳細

場所:宿泊施設『あんだあも』内
涌谷町新町裏134-1

駐車場:店舗向かいに3台分

開いている日、時間は日によって違うので、まるちゃんのインスタグラムをチェックしよう。イベント情報と1か月のスケジュールを発信している。

まるちゃんのインスタ:wky_2426