さやキジは今、カナダの風に吹かれながらお茶しています。
とってもいい気分♪

なんて言っても海外まで行ったわけではありません。
さやキジが今回、お茶しているのは『カナダの風吹く移動カフェ』
そうです!移動カフェ。つまり、カフェの方からやってきてくれるというスタイルのお店です。しかも、カナダの風を吹かせながら。
それはどんなカフェなのか?早速、紹介していきましょう。
Cafe The Maple
やってきたのは、大崎市古川【道の駅おおさき】です。この日はコチラで出店しているという情報を得たので、突撃してみようと思います。

いました。
愛嬌のあるシカのキャラクターが目印です。カナダに多く生息する『ヘラジカ』というシカを基にして作ったというオリジナルキャラクター。

『ム一スくん』というお名前だそうです。
ム一スくんが描かれている車の反対側に回ると、そこはキッチン&販売スペース。
車内に店主がいました。紹介しましょう。
【Cafe The Maple】店主の『田村 夏希』さんです。

はつらつとした笑顔がステキな夏希さん。
ここではキッチンカーで淹れたドリンクをいただくことができるのですが、店名に『カナダの風吹く』というフレーズが付いているのが気になります。
ということは、カナダっぽい飲み物があるのか?どんなところでお客さんはカナダを感じることができるのか?
その辺を踏まえて、店主の夏希さんにいろいろと質問していきたいと思います。

まずは、どうしてカナダ風のカフェにしたんですか?

カナダに留学していた時期があります。

なるほど。留学がきっかけのひとつなんですね。

はい!カナダの前は、オ一ストラリアにも行ってました。
『英語を勉強したい!』という希望と、『海外で働きたい』という想いを持っていた夏希さん。最初に渡ったオ一ストラリアはコ一ヒ一スタンドがたくさんある国で、お友だちとカフェ巡りを楽しみつつの留学生活だったそうです。

いろんなお店の雰囲気や味を知ることが、カフェ開店の土台になってるんでしょうね。

留学期間が終わり、次に渡れる先がビザの関係でカナダだったそうです。

そこでバリスタを学びました。
カフェ巡りの楽しさを経験した夏希さん。カナダでは英語とともにバリスタの勉強もしていたそうです。しかし、そのスキルが身についた頃、世界がとんでもない状況に陥りました。それが
コロナの世界的流行。
この為に帰国せざるをえなくなり、カナダを後にした夏希さん。地元、大崎市松山へと帰ってきました。
ただコロナ禍においても、彼女の学んだスキルや情熱が“無”に帰すということにはなりません。夏希さんは、この期間に地元で起業ノウハウを学び、カナダ風のカフェをスタートさせる準備を整えていきました。

でも、店舗営業には興味がなかったんですよ。
元来、海外を飛び回るフットワークとエネルギ一の持ち主である夏希さん。ひとつの場所にずっと留まるのは苦手な性分。そんな彼女が選んだのは、『移動カフェ』というスタイルでした。

あと、キッチンカーを題材にした『シェフ』という映画を観て、面白そうと思ったんです。
こうして2021年、夏希さんが自分らしさを最大限に発揮できる、キッチンカーの営業形態で【Cafe The Maple】が誕生したのです。そして、キッチンカーというスタイルは、当時のコロナ情勢にマッチする要素がたくさんあったのです。

思い返せば2021年はまだコロナへの警戒心が強かった時期。外出するにも注意が必要でした。
屋内の店舗は感染の不安がある。でも人々は買い物もしたいし、美味しいものを求めているし、人とのコミュニケーションも望んでいる。その全てを叶える移動カフェというスタイルは、コロナのご時世に人々のニ一ズをしっかりと汲み取ることができたのでしょう。
さらに、時代のニーズ以上にお客さんの心を掴んだものは、夏希さんの笑顔とお人柄。

あの笑顔に会いたいよね。
はつらつとした声と笑顔、気持ちのいい接客。ここに惹かれてファンができていきました。ファンになった人はSNSでその時その時の出店先をチェックし、追いかけています。
こうして着々とファンを増やしつつ営業して数年間。次第にコロナを気にせずとも出歩ける世の中が戻ってきましたが、この期間に定着したファンは、コロナが明けても離れることはありませんでした。
もうコロナは関係なしに、みんな『夏希推し』です。
もちろん商品だって魅力的
ここまでは、夏希さんの経歴とステキなお人柄を紹介してきましたが、【Cafe The Maple】の魅力はこれだけじゃない。それは皆さんお分かりでしょうけれど、改めて商品の魅力も紹介していきたいと思います。
メニュー表を見ると気になるものが…。

エスプレッソメニューの次に載っている【FOG】、これは聞いたことがない。

FOGとは、どんな飲み物ですか?

紅茶とミルクにバニラシロップを入れたものです。

なんか、優しい飲み物ってカンジですね。
FOGは、カナダのバンクーバー発祥のドリンク。イメージ通り、優しい味がします。実際、コ一ヒ一のカフェインが強くて苦手という人に喜ばれているようです。

カナダでは広く飲まれているんですが、日本ではあまり馴染みがないですよね。

確かに。聞いたことないですね、FOGって。

はい。珍しいので注文して、飲んでみたらハマるというお客さんも多いです。
カナダに有って、日本に無いもの。それは興味が湧きますね。しかも日本人の口に合うようで、リピート率が高いといいます。
さらに、レモネードも北米では定番の飲み物だそう。カナダで学んだバリスタ技術はもとより、こうして現地で好まれている定番の飲み物を提供している。留学経験のある夏希さんだからこそできるカフェのスタイルです。

カナダの風を感じるね。
飲んでみました、FOG
さて、日本では聞き馴染みのないカナダのメニュー。お味も気になりますよね。
注文して、飲んでみたいと思います。ちなみに、全てのメニューは下の写真です。アイスレモネードやラテもあり、迷っちゃう。

エスプレッソも気になりますが、やっぱり今回はFOGを飲んでみたい。さらにレモネードも諦めきれず、欲張って2つ注文しちゃいました。

(左)ロンドンフォグHot/Mサイズ ¥550 & (右)自家製レモネードHot/Sサイズ ¥460
まずは気になるFOGからいただきましょう。

ベ一スをチャイティーにすればチャイフォグに、マンゴーティーならマンゴーフォグになるんです。

なるほど。ミルクとバニラシロップが入れば〇〇フォグなんですね。
注文したロンドンフォグは、ア一ルグレイティーがベ一スのフォグです。早速、いただきます。
カップを手に持つと、フタの飲み口からバニラのあま~い香り。これだけでも気持ちがほどけるようです。ひと口飲むと、ア一ルグレイの上品な香りが鼻から抜けていく。そして追いかけてくるのはミルクとバニラの優しい甘さ。

これは…。癒される味ですね。
お次は自家製レモネード。ひと口飲むたびに、レモンが身体の隅々まで浸みわたっていくような感覚。爽やかな酸味と甘味のバランスもGood!そして、飲み終えてフタを開けてみると、カップの底に輪切りのレモンが一枚。これも残さずいただきました。

どっちも美味しかった♪
今回、2つも注文して欲張ったなぁと思いましたが、2つ飲んだ上でもっと他のも飲んでみたいという想いになっています。他の味のフォグも気になるし、エスプレッソやラテも飲みたい!
そう感じた人が【Cafe The Maple】を追いかけるファンになっていくのでしょう。笑顔とドリンクの追っかけです。

ところで、さやキジがもう一つ気になっていることがあったので聞いてみました。

メ一プルシロップを使ったメニューはありますか?店名にMapleが付くだけに。

ありますよ。『メ一プルラテ』と『カップDEワッフル』です。

カナダと言えばメ一プルシロップ。カナダの風を感じたら、やっぱりメ一プルシロップも味わいたいですよね。もちろん、ちゃんとありましたよメ一プルメニュー。

今度はこれも注文したいなぁ。

ぜひぜひ。また来てください。

おっと、また気になるメニューが増えてしまった。何回も通わなきゃいけないじゃないの!
飲みたいメニューがいっぱい。さやキジも追っかけファンの1人になりそうです。
カナダを味わおう(店舗情報)
カナダの風に吹かれて、珍しい、美味しいドリンクが飲めて、ステキな笑顔にも会える。
こんなステキなカフェ、行ってみたいけど何処なの?という皆さん。
【Cafe The Maple】はキッチンカーの移動カフェです。その日その日で出店場所が違います。
出店情報はインスタにてお知らせしていますので、チェックして追いかけましょう。
instagramはコチラです。@cafethemaple