どうも。宮城県北に特化した地域ライターのささキジです。
夏がやってきたね。
ささキジ的夏の3大要素といえば
蝉!
そうめん!
そして…
浴衣!
何を隠そうささキジは浴衣がとても好き。
ただ自分が着るのが好きなのではなくて、浴衣を着る女性に魅力を感じるってやつ。
なので毎年妻には

頼む!着てくれ!祭りとか行かなくてもいいから、浴衣はとりあえず着てみてくれ!
とお願いし、断られるのが恒例となっております。
今回はそんな浴衣の記事。

大崎市に
【HANAMARCH】
という屋号で浴衣のレンタル、販売事業を行っている方がいるとの情報をGET。
なにやら大崎市でイベントがあるときに出張レンタルをしているらしい。
でも正直、浴衣について自分はよくわからないので

レンタルする必要…ある?というか浴衣の事業って売上あがるの夏だけじゃないの?大丈夫なの?よっぽど特色がないと難しいんじゃないの?
と思っている。果たしてこの疑問はその通りなのか、それとも…?
話を伺っていく

創業者の横井 やよいさんに話を伺っていきます。

横井さん今日はよろしくお願いします。

こちらこそよろしくお願いします。
■横井さんについて
横井さんは東京から旦那さんのお仕事の都合で北海道、そして宮城へ。
元々は別業種に勤めていたんだけど、宮城に来て三人目のお子さんを妊娠したタイミングで、大崎市の起業塾へ。
そこで学び、元々構想にあった浴衣事業を2024年に創業。
とんでもねぇガッツだ。
さて、切り込んでいこうじゃないか

待ち合わせ場所には浴衣がこれでもかと並べられていた。

ズバリ聞きます!横井さんの提供している浴衣は、差別点だったりHANAMARCHだからこその魅力があるんですか?

もちろんありますよ!
大まかにまとめるとこんな感じ。
・100%国産素材(丁寧で美しい仕上げを約束できる岩手県久慈の縫製所で縫製を依頼)
・フリーサイズなのでどなたでも着用可能
・1分で着れる

(1分って無理じゃない?風呂から上がってパンツとシャツ着るだけで9秒はかかるぞ)
1つずつどういうことなのかを解明してきます。
100%国産素材を使用について


国産の素材を使っているということでしたけど、なにがどう違うんですか?結構ブラジル産の鶏肉とか自分買うことが多いですけど。

となるとまず、現在の浴衣事情からお話ししないといけませんね!
聞くと、なんと現在の浴衣って7割近くが外国産なんだと。
もちろんそれが悪いことではないんだけど、安価な浴衣とかはプリント柄のものだったり、生地が薄かったりするんだと。

つまり何が言いたいのかというと、外国産の安い浴衣って基本的に1シーズンしか着ない人がほとんどなんですよ!
であれば、レンタルで国産のいい浴衣を着るのと金額ってそんなに変わらないんですね。
なるほどおおおおお!すんごい腑に落ちた。なるほどなるほど。

厚めの生地は肌着が透けることもなく、動きやすく着崩れを起こしずらいんだと。

いい生地を使って、簡単に着られるものを末永く。体形の変化にも対応できる浴衣なんです。
やるねぇ。
フリーサイズなのでどなたでも着用可能

フリーサイズっていったい何なんですか?浴衣がビヨンビヨン伸びたりするんですか?

1分で着れる仕組みにもかぶるのですが、HANAMARCHの浴衣って二部式なんですね?

■二部式とは?
皆さんのイメージする浴衣って一枚ものだと思うのですが、スカートとジャケットで分かれている浴衣を二部式と呼びます。

紐で結んで着るのでサイズも調整可能なんです!だからこそ例えば私の創業当時のような、妊娠中でもそのまま着ることができるんです。

なるほどね。とても分かりやすい。

二部式のデメリットとして安っぽく見えるということがあるのですが、国産素材やデザインを意識することで解消されていると思います。簡単に言うとカジュアルとフォーマルの中間。丁度いい浴衣になっていると思います!
1分で着れるとは何ぞや?
調べてみたところ、浴衣を自分で着付ける場合は10分~1時間程度、着付けを依頼する場合は、着付けのみであれば1時間程度かかるらしい。

1分で着れるとは一体どういうことですか?取材に緊張してちょっと話を盛っちゃった感じですか?大丈夫。今なら修正できますよ。

………実際にこれから着てみるので見ててもらっていいですか?
よかろう。見せてもらうか。


ではまず、服の上からスカートを…


巻いて、紐をひもを通すところに通します。


結んで終わりです。

※ズボンが変わります(着方は一緒)

ジャケットを羽織って…


数か所パチッとボタンで留めてもらって、最後に紐を結びます。

おおおおお。早い。


最後に帯をマジックテープで貼って。完成です!
すげぇぇぇ!!何がすごいって、一回見れば完ぺきに着方がわかる。
それだけじゃなくて、浴衣を着たことがない人がこの浴衣を「ほいっ」と渡されて放置されたとしても、何となくで着れちゃうんだろうなと思っちゃう。


本来帯の部分が時間がかかるところなんですね?作り帯という元々形作られている帯もあるのですが、管理がとても大変。なのでシンプルな帯にしています。浴衣自体も丸洗い可能なんですよ!
なんなんだ一体。ここまで考えられているとはつゆ知らず。
自分の浅はかな考え方が間違っていたと痛感する。


服の上から着れることに加えて、靴はスニーカーでもサンダルでもOKです!気軽ですよね!ちなみに浴衣のまま走ることも可能です。着崩れも直しやすいですし。
おいおいおい。浴衣を着たまま鬼ごっこできるっていうのかい?
「あいつ浴衣なのに機動力半端ねぇ!」
みたいなことも可能ってわけか。すごいの一言。

浴衣という日本文化の美しさが大好きで…こんな素晴らしいものを着るまでの面倒や億劫さで避けられたくない!もっと気軽に楽しんでほしいという思いで作りました。
※ちなみに浴衣の構造については特許出願中とのことで触れません
でも夏だけでしょ…?

でも、季節ものですし夏だけですよね?(横井さんの切り返しが楽しみになってきている)

実は旅館やホテルなどの法人向けに、浴衣のレンタルを提案しています!料金は定額で、ホテルや旅館側がレンタル料金を設定していただいてOKという形をとっています。
ホテル、旅館需要!!確かにそれなら通年通用するし、外国人旅行客の方ってそういうの喜ぶもんね。需要あるねこれは。
しかもホテル、旅館側も利益を得られるというシステム。つまりWINWINだ。

ちなみに個人の方、企業の方どちらも、完全受注生産にはなるのですが浴衣の販売も可能です!
順調に見えるけど怖さもあった

実は初めて浴衣のレンタルということでイベントに参加したのが、HANAMARCHを立ち上げてから1年後、2025年の6月だったんです。

わりかし最近だ。どうだったのだろうか?

現在浴衣のストックが60着くらいあるんですけど、それを聞いてわかる通りかなり投資しちゃってるので…イベント前日まではもうどうしようもないくらい不安と緊張でした。
その結果は?


浴衣に合わせて、浴衣と同じ柄のぬいぐるみ衣装を作ったんです。
イベント開催同日に別開催されていた「目で観る刀の教科書展」が若い女子に人気とのことから、【ぬい活】をしている方にターゲットを合わせて作ったんだそう。
ぬい活とは?
「ぬいぐるみ活動」の略で、お気に入りのぬいぐるみを集めたり、カスタマイズしたり、一緒に旅行や食事を楽しんだり、写真撮影をしたりと、ぬいぐるみと一緒に行う様々な活動のこと。
特にSNSで「#ぬい撮り」や「#ぬい旅」といった形で投稿され、Z世代を中心に人気を集めている。

その結果、利用者様がたが発信するSNSでじわりじわりと噂が広まり、大盛況でした!
先見の明もある横井さん。策士だよね。
戦国時代に横井さんがいたら、参謀達がビビり散らかすと思う。
そんな浴衣のレンタルが”あの”イベントに出店します

大崎市三本木のひまわり祭りに参加するとのことでした。
アクセス:ひまわりの丘
駐車場:あり200台(普通車700円 中型2,000円 大型3,000円)
浴衣レンタル可能日:8月9.10.11日
時間:9:00~17:00
興味を持った方はぜひ今回紹介した浴衣を着て、撮影を散策をしてみよう!きっといつもよりイベントを楽しめるはずだぜ!

俺は妻に着てもらいたくて仕方がない。そんな男性たちにとっても朗報。ひまわりでも見に行くか?なんてクールに奥さんを誘っちゃおう。

ちなみに男性用浴衣は現在制作予定となっており、当日は女性用の浴衣のみレンタルしております。
とのこと。
そんなHANAMARCHをより詳しく知りたい、イベント出店をチェックしたい方は下記のHP、SNSで詳細を確認ください。