体験・取材レポート

【石巻市】「春だ!ハチミツの季節だ!」石巻ニホンミツバチの会に潜入しハチミツの魅力や面白さを調査してきた

いきなりですが私は酒飲みです。嗜好も偏っています。苦いのと辛いのが好き。甘いものはあまり食べません。

そんな辛党の私ですが、唯一好んで食べる甘いものがあります。

ハチミツ

優しい甘さで美容や健康にも良いのが嬉しい。

好きなものはなるべく美味しいものを選びたいって思いますよね?でも、ハチミツに関しては種類が多くてどれを選んだらいいのか分からないんです。

値段が高いほどいいのでしょうか?無添加とか国産のものなら美味しいんでしょうか?

さやキジ
さやキジ

いや、ちょっと待って。私、そもそもハチミツについての知識が皆無…。

好物なのに、何も知らないってどういうことだ⁈

自分の無知に気づいたさやキジは、もっとハチミツについて知りたいなと思いました。

石巻ニホンミツバチの会

ハチミツに詳しくなるにはどうすればいいんだろう…?

そう思って検索していたら、地元で興味深い団体を見つけました。

【石巻ニホンミツバチの会】

さやキジ
さやキジ

おおっ、なんかハチミツに詳しそうじゃない?

そう思ったらやはり。『養蜂ようほうの普及』、『蜂蜜はちみつ蜜蝋みつろうの活用』などに取り組んでいる団体のようです。

好奇心のままに連絡を取ってみたら、タイミングの良いことに、近々開催するハチミツを採るイベントをご案内していただきました。

さやキジ
さやキジ

面白そう!ぜひ参加させてください。

ここでも好奇心のおもむくままに、ふたつ返事で参加です。

巣箱。イベントの日はあいにくの雨天でしたが、好天の日はニホンミツバチがブンブンと飛び回っている様子が見れるそうです。

やってきたのは東松島市 赤坂農園さん。

コチラは、綿花やハ一ブ、ラベンダーの栽培で名の知れた農園ですが、ここの一角に『巣箱すばこ』が設置されているんです。

この日は【石巻ニホンミツバチの会】さんが主催するイベントが行われていました。巣箱からハチミツを採取する作業を見学、体験するイベントです。

会員の方の説明を聴きつつ、巣箱からハチミツを採るまでの一連の行程を見せていただきました。

いざ見学、体験開始!

まずは重箱のように重なっている巣箱の上段を外します。今回はイベントということであらかじめ外して用意していたそうです。

中はこんな感じ。

木製の枠の中に六角形が密集した巣がぎっしりと詰まっています。この枠から巣を切り離す作業を見学。参加者の方々も興味津々です。

ナイフで枠の内側をなぞるようにして切り離し、下の容器に巣を落とします

最初に会員の方が説明しつつ、ナイフで切り離すお手本を見せてくれました。その後、参加者もチャレンジです。

参加者がカットしている様子。

切り出した巣には蜜がたっぷり。ハチミツは、切り出した巣から蜜を重力で落下させる『たれ蜜』という手法で採取するのだそうです。

この日のイベントでは、一口サイズに切った巣ごと試食させていただきました。

さやキジもひとつ、お味見。

さやキジ
さやキジ

いただきます♪

食べてびっくり香りの衝撃!

こんなに品があって華やかで、やわらかい香りを嗅いだことがあるでしょうか⁈

まろやかな甘みを舌で知覚した次の瞬間にやって来る豊かな香りが、なんとも言えない感覚を伴って鼻から抜けていきます。

ハチミツ好きの私ですが、これまで市販のものしか食べたことがなく、採れたてのものは初めてです。その上で気が付いたこと。

さやキジ
さやキジ

ハチミツって、香りが重要なのね。

そう。香りが美味しいの。これまでに経験したことのない“香りを味わう”という感覚に驚きです。

美味しいハチミツ=豊かな香りのハチミツという図式が完成しました。

イベント主催の団体を直撃

イベントを通して、さやキジもハチミツについて少し詳しくなってきました。

ハチの巣から蜜を取り出す行程なんて、なかなか見る機会はありません。

さやキジ
さやキジ

なんて貴重なイベントに参加できたのでしょう!

そう考えたら、今度は主催した団体【石巻ニホンミツバチの会】さんに、俄然興味が湧いてきます。

そこで改めて事務局長の芳賀 潔はが きよしさんに、会についての詳しいお話を聴かせてもらいました。

芳賀さん
芳賀さん

こんにちは!『石巻二ホンミツバチの会』に興味をもっていただきありがとうございます。

さやキジ
さやキジ

こちらこそ!ステキなイベントに参加させていただきありがとうございます。

ここで最初にズバリ聴いてみたいのは、どんなきっかけでこの会が発足したのかということです。

芳賀さん
芳賀さん

きっかけは養蜂セミナーに参加したことでした。

ここに想像以上の人数が集まったそう。『石巻6次産業化地産地消推進センター』という機関が主催したセミナー。

さやキジ
さやキジ

名前が長い…

まぁ名前の長さはともかく、開催してみたら、養蜂に興味がある人は意外と多いという事実が判明しました。

予想以上の参加人数と関心の高さ。そして参加者からはセミナー終了後、養蜂についてもっと知りたいという熱い想いが湧き出してきました。

そこでセミナー講師が実際に養蜂している場所へ足を運び、学びを深めていったそうです。

このような過程を経て、最初のセミナー参加メンバーが正式に任意団体として『石巻二ホンミツバチの会』を設立しました。それが2019年のこと。芳賀さんもセミナー参加メンバーのひとりとして設立に携わったそうです。

養蜂を学ぶ価値

ところで、世の中にはハチミツの製造を事業として営んでいる企業、養蜂場がありますよね?そういったところと、『石巻二ホンミツバチの会』は一体なにが違うのでしょう?

芳賀さん
芳賀さん

養蜂場で飼っているのは『セイヨウミツバチ』です。

さやキジ
さやキジ

二ホンとセイヨウがあるんですね?どう違うんですか?

セイヨウミツバチは、明治時代に家畜として輸入したもので、身体が大きく、採密量さいみつりょうが多いのが特徴。事業としてハチミツを採るなら効率がいい。

さやキジ
さやキジ

びっくり。輸入された家畜なんだ!

さらに効率アップを図るには、蜜源となる花を巣の近くに植えておくと良い。販売されているハチミツに、よく『アカシア』や『レンゲ』と表記されていますが、それは、これらの花から密を集めるような環境を整えた養蜂場で作られたハチミツ。

特定の単一の花から採取されたハチミツです。

レンゲの花

対して二ホンミツバチは、身体が小さく、採蜜量がとても少ない。なんとセイヨウミツバチの10分の1から5分の1だそう。事業としてやっていくには非効率です。

だから二ホンミツバチの養蜂は個人的に、趣味の範疇でするのにちょうどいいサイズ感。そして、養蜂場のように蜜源となる特定の花が植えられているわけではないので、二ホンミツバチ達は、四季を通して様々な種類の花の蜜を集めてくる。だからとってもいい香り。

芳賀さん
芳賀さん

いろんな花の香りが集まっているんです。

豊かな香り、少ない採蜜量。二ホンミツバチから採れるハチミツはめちゃくちゃ貴重なものです。しかも近年、環境の変化や自然林減少などの影響で二ホンミツバチの生息数が少なくなっているとのこと。

だとしたらなおさら二ホンミツバチが暮らす環境を守りたい!個人レベルでも養蜂を学び、実践する価値は高まっています。

二ホンミツバチが愛おしい

二ホンミツバチが様々な花から集めたハチミツの芳醇な味と香りは、これまで味わったことのない特別なものでした。

さやキジ
さやキジ

『石巻二ホンミツバチの会』での体験は貴重。なんてステキな会なんだろう!

そして、会の目的のひとつに『自然と共生する豊かな社会を目指す』というものがあります。

災害レベルの大雨が降ったり、毎年のように夏は猛暑になる昨今ですが、こんな時だからこそ人間は自然環境に目を向け、動植物との共生について意識を改めるときなのではないか。

それが二ホンミツバチにとっても、他の動植物にとっても、そして人間にとっても心地よく暮らせる環境に近づいていく一歩になっていくのではないか。

今回はこういったことを真面目に考える機会になりました。

『石巻二ホンミツバチの会』に興味津々の皆さまへ

今年も二ホンミツバチの分蜂時期がやってきました。分蜂は3月下旬から5月にかけて、九州→関西→関東→東北と暖かい南の地域から始まっていくそうです。桜の開花前線みたいですね。

例年、宮城では4月中旬~下旬にかけて分蜂が活発になります。二ホンミツバチの活動状況に合わせて、『石巻二ホンミツバチの会』も活発に動き出すシーズンに入りました。5月のGWあたりからハチミツ販売でマルシェの出店、イベントの開催を企画しているそうです。

出店、イベントの情報はFacebook『石巻二ホンミツバチの会』にて発信しています。養蜂を学びたい!イベントに行ってみたい!入会したい!という方は、Facebookページをご覧ください。

『石巻二ホンミツバチの会』のFacebookページ

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この記事を書いた人
さやキジ

大量のアルコールが体内に入ることで発揮される文章力。
人呼んで「泥酔ライター」
本業はリラクゼーションセラピスト
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