どうも。ささキジです。
私は今年で35歳になります。歳を重ねると一体なぜなのかはわかりませんが、興味対象だったり物事の受け取り方だったり、感じ方が変わってくる。
自分にとってのその1つが食器。
今までは料理が美味しければOK。食器の是非は問わない。という考えだったのですが、たまたま家族でニトリに行った時、ふと視線に入った食器たちをみて

ん?こういう皿に刺身とか乗せたらかっけぇよな。この黒い皿なんてお前…ステーキとか乗せたらすごいことなるんじゃないの?
と想像してからは止まらない。この想像は無限大ですがささキジの財布は飢餓寸前なので購入までは至らなかった。
この不完全燃焼な心をどうにかするにはどうすれば…?

ということで今回は大崎市古川にあるクラフト木村にお邪魔。ここは焼物や陶器、和小物、雑貨などが販売されているお店です。
楽しみにしてはいたものの、自分はそういったものに対する知識が皆無なので

会長
木村修さん(きむらおさむ 画像左)
クラフト木村の代表取締役
神戸 千恵子さん(かんべちえこ 画像右)
今回は画像右の神戸さんにいろいろ魅力を語ってもらいながらお店を案内してもらおうと思います。
早速店内へ

ふむふむ。

これはもう大人のテーマパークですわ。
自分はガジェットや車が好きで
ガジェットだったらこの機能やべぇ!!と興奮。車だったらパーツをつけた姿を想像してニヤニヤしちゃう。
みたいなのが結構あるんです。それと同じくらいワクワクする。

あらららら。おしゃれ。

コーヒーやお紅茶を淹れてゴディバのチョコを添えるイメージが脳内で再生される。みてるだけでも楽しいですね!やっぱりお高いんですか?

金額は正直ピンキリですね。数千円から数十万円などいろいろな商品があります!ちなみに見た目以上に軽く感じるようなものは金額的には重いのが多いです!
なるほどね。楽しい!触れてみたい!という気持ちと同じくらい”怖さ”を感じるのはそれが原因か。正直おじいちゃんおばあちゃんがパソコンに触れる時くらいビビってる自分がいる。


これは〜というもので、これはもう小売店で扱ってるのはうちくらいかもしれません。〜にはこういう意味があって…
なんという知識だ。わかりやすくかつワクワクする話をたくさんしてくれる神戸さん。ささキジの脳では覚えきるのは難しかったが、私の目は少年のようにキラキラしていた。

この熱量。おそらく神戸さんって焼物とかめちゃくちゃ好きですよね?

好きですね!なにが高くて何が安いか、そして何が良くて何が良くないのかを知りたくて、京都で焼物の修行をしていたことがあります。
とんでもなく好きじゃん。京都で焼物を学びながら問屋さんやメーカーさんとの仲を深め、今のクラフト木村の品揃えにつながっているんだそう。


今リサイクル店ってたくさんあるじゃないですか?宮城に戻ってきてそういうところも勉強がてら回って歩いていたのですが、8万円するようなものが2000円で売っていたりなどがありましたね。
なかなかにやりおる。やっぱり知識は力なんだね。
アドバイスもしてくれる

これいいっすね!!なんて言いながら値段を見て震えるささキジ。震えるせいで写真のピントを合わせるのが本当に大変だった。今までの取材で一番大変だったと思う。

ちなみにこの皿はこういうシーンとかで使うのがいいんじゃない?みたいなアドバイスもしてくれるんですか?

もちろんです!


この絶妙な長方形の皿には何を乗せればいいですか?焼き魚とか?

焼き魚いいですね!私だったらご飯のお供を3種類くらい乗せるのもいいかなと思います。梅干しや味噌、海苔など。あとはおしぼりを置いてもいいんじゃないでしょうか?
おしぼり!!!!その発想はなかった。この固定概念の無くなりのおかげで1つの皿なのに急に世界が広がった。この会話、想像力が広がってとてつもなく楽しい。

柄にもいろいろ意味があるらしい。

わかりやすい例ですと唐草柄。よく泥棒の手拭いなんて言われる柄です!茎や葉が絡み合う文様なのですが、途切れることなく蔓をのばしていくことから繁栄の意味があり、実はとても縁起の良い柄なんですよ!
知らんかった。ただの泥棒だと思ってた。こういう補足説明って嬉しいよね。


あとこれをみてください!動物も小物なんですけど、実は使わなくなったたんすの取っ手を加工して作られてるんですよ。いいなと思って仕入れたんですが、その後テレビで話題になって現在は3年待ちになっているそうです。
うおおおお!すげぇぇ!!小売店の醍醐味ってこれよね。ふと入ってみたらとんでもない掘り出し物があった。ほしいと思ってたけど諦めてたものがあった。その瞬間の興奮ったらもうね。
だめだ。とても楽しい。

もしよかったら2階にも行ってみませんか?ご案内します
いく!!絶対行く!!絶対に楽しいはず。
2階へ


くうう!!いいねぇ。なにが良いのかは言葉で説明できないんだけど、ワクワクしてくる。
ここでささキジ。上記画像の左前の陶器が気になる。

これ、一体何に使えるんだろうか…自分の頭では用途を見出せない。

みんなで集まりがある時に、日本酒を入れてみるなんてどうでしょう?

…(想像中)
めっちゃかっこいいじゃないですか!!夏に畳の部屋で、この器で日本酒をコップに注ぐ。日本酒はオンザロックできりっといただく。まぁ俺お酒飲めないけどね。そこまで想像できた。

この器なんて、内側までびっちり手書きで模様を書いてるんだそう。普段は何気なくみてるだけなのに、そういったエピソードを聞くと欲しくなってしまうのが人間だよね。
もちろんとてつもなく、そしてとほうもない金額の非売品もありました。この世界ってすげぇね。

失礼かもしれないんですけど、ぶっちゃけ資産として買って行く人もいるんですか?また、どんな人がこう言ったものに興味を持ってくれる傾向がありますか?

資産として購入される方は意外といらっしゃいますね!また、興味を持ってくれる方は最近だと外国の方が多いですね。なんとなく日本人は無難に白を選ぶ方が多いかなという印象です。

ウィンドウショッピングを楽しむ女性の気持ちがわかった気がする。

店舗には置いていない商品もあるんですか?あと気になるのが、こういったお店って値段交渉とかはアリなんですか?

あります。別な場所にある蔵の中に置いています!値段交渉はアリです。決められた予算を教えていただいたりとか、そういったものも含めて楽しんでもらえたらなと思っています。
クラフト木村の魅力は販売だけじゃない!
今回クラフト木村さんを紹介しましたが、実は

カフェも併設されているんです。もちろんおしゃれな器でおいしいものが提供されるんだと。
お客さんの中にはボトルキープならぬグラスキープをしている方もいて、気に入ったマイグラスを購入して、お店に置いて行くんだそうです。

なんだその粋な楽しみ方。やってみてぇ。奥さん連れてきてマイグラス自慢してぇ。
こちらの記事も後日取材して記事にする予定なのでお楽しみに。
ということで今回はクラフト木村へ行ってきました。
こんな面白い世界があったのかと驚きの連続だった。ぜひみんなも行ってみよう。
ちなみにクラフト木村さんのHPがこちら

クラフト木村の歴史や、のし紙は手書きで一筆一筆対応してくれるという丁寧さなど魅力あふれる情報を知ることができるので、この記事と合わせて閲覧してみよう。
店舗詳細
店名:クラフト木村
アクセス:宮城県大崎市古川駅前大通1丁目143−3
営業時間:10:00~21:00
定休日:火曜日
駐車場:店舗の隣にあり(無料)
SNS:インスタグラム