どうも。ささキジです。
いやー。なんというかさ。暑くなってきたよね。
日中あついと食欲も無くなっちゃってねぇ。困っちゃうわよね。
そんなときに食べたくなるものは”あれ”。
蕎麦。
ということで今回はここに来ています。
大崎市古川にある「味処さんわ」
仕出しや会席がメインのお店。
そんなお店がなにやら水曜、木曜限定で手打ち蕎麦のランチをやってるんだとか。
平日の二日間限定ってなんだかそそられる。さっそく店内に入っていきます。
いざ店内へ
店内に入ると、テーブル席が二つ。今回は2階に案内されました。
2階。広い。和の空間はやはり落ち着く。この空間で蕎麦食べれるなんて私は幸せものですよ。
親方の鈴木 茂さん
今日はすんごい楽しみにしてました!よろしくお願いします。
こちらこそ今日はよろしくお願いします!
メニュー
メニューを見ていこう
※温かい蕎麦は冬季限定です
そのほかにも
仕入れ状況や日によって変わるメニューなんかもある。
おすすめを教えてもらってもいいですか?
天ぷらのもりそばが個人的におすすめですね!
おいしいですよ!
なるほど。じゃあ…
辛味大根そばでお願いします。自分大根おろし大好きなんです。おすすめを頼まないという愚行。お許しください。
そんなそんな!全然問題ありません。
辛味大根ですが先月仕入れがなかなかできなくて、ちょうど今月仕入れることができたんですよ!
準備しますのでお待ちください。
待ってる間の蕎麦茶。和みすぎて寝落ちしそう。
今回会席のときだけお出しする釜飯を特別に用意してもらいました。蕎麦茶を飲みながら揺らぐ釜飯の火を見つめる優雅な時間を過ごします。
お待たせしました!
辛味大根そばになります!
辛味大根そば
なんと美しい。いろんな薬味、味変アイテムがあるぞ。
こうするとおいしいよ!みたいな食べ方ってありますか?
ええもちろんありますよ!個人的におすすめの食べ方を紹介しますね!
目がぎらつく鈴木さん。一体何を教えてくれるんだろうか…
辛味大根をそばに乗せてつゆにつけて食べてみてください。
辛味大根のさわやかさをダイレクトに味わえますよ!
うん。めっちゃうめぇ。大根の辛味が強いから、ものすごい清涼感を感じる。
甘みよりしょっぱさが際立つつゆとの相性がすこぶるいい。そばもコシがあってすんごいおいしい。
うわうわうわ。これうま。すげぇ。
ありがとうございます。
もうひとつおすすめを紹介しますね。
なにいいい!?唐辛子をそばに直接かけるとな?冷たいそばに唐辛子を合わせたことがないから気になる。
こうでいいのかな?
これ、すごいよ。ほんとに個人的なんだけど、わさび派から唐辛子派になったかもしれない。
引き立つってこういうことなんだなと改めて思った。つゆもとうがらしもそばも「いえいえわたしなんて…」みたいな感じでおしとやかな感じなんだけど、3つ合わさった瞬間めちゃくちゃ主張してくる。このインパクトは食べないと多分伝わらないと思う。
ここまでの情報を整理して思ったことがある。
辛味大根、唐辛子。どっちも乗せたら大変なことになっちゃうんじゃないの?
大変なことになりました。
「うわぁー。うめぇ」って声出ちゃった。
暑さが原因の食欲不振なんてこれ食べりゃ一瞬で吹き飛ぶ。
釜飯
あ、どうも。釜飯さんお疲れ様です。
開けた瞬間の湯気と、一気に広がるいい匂い。
おもわずよっしゃーって言ってしまった。
釜飯さん。鶏とごぼうとキノコ。ネギと胡麻を振りかけていただきます。
あいやーうまいね。
しょっぱいとかの濃さじゃなくて、旨味の濃さっていうのかな。
釜の中で今か今かと機会を伺ってた旨味がじわーっと口の中にひろがんのよ。グルメライターじゃないから味を詳しく説明できないのが非常に悔しい。
濃いのに優しい味。最高の矛盾です。
締めはこれ
最後は蕎麦湯で蕎麦つゆを割って飲む。
度々失礼します。
おすすめの飲み方があるのでお伝えしますね。
いやいやいやそんな変わらないでしょー。まったく何言ってんだか。さすがのささキジさんでもそれは疑うよ。
まずはネギを入れないでいただく。もちろん美味しい。
その後にネギを入れていただいてみる。
味変わるんかい。
ほんとに違う。違うというかこっちの方がうまい。
これぜひみなさんも試して欲しい。
そうでしょうそうでしょう。美味しいと言っていただけて嬉しいです。
すごく嬉しそうな鈴木さん。
さてこれからはそんな蕎麦大好きおじさんにいろいろお話を伺っていきます。
話を伺っていく
鈴木さんはうどん派ですか?そば派ですか?
昔はうどん派でしたね。今はそば派です。
いきなり繰り出した意味のわからない質問。自分でもなんでこれを聞いたのか今でもわかんないです。
なぜ平日の二日間限定でランチを始めようと思ったんですか?
御法事やお祝い(お食い初め等)などの会食は集まりやすい週末に行われる事が多いので平日の二日間限定にさせていただいてます。
日曜日もやってほしい!とお話を頂くのですが、やはり身体は二つには出来ないので難しいんです。
スタッフからは親方の身体二つに切りますか?と冗談言われたりしてます(笑)
親方いじられてるの笑う。もし切るとしたら横に切ると足だけで怖いので縦に切ってもらいたい。
今までは仕出しをメインでやられてたじゃないですか?なぜ店内でのランチを始めたんですか?
宴会の締めとして手打ち蕎麦を出した事があって、それがお客様から好評だったんです。
「さんわさんは仕出し屋のイメージが強いから、ランチをやれば仕出し以外にも宴会だったり、予約での昼の会食もやってるということをいろんな方に知ってもらうキッカケが出来るんじゃない?」というアドバイスいただいたのが始まりです。
ほうほうほう。
また仕出しやテイクアウトの御料理は、お客様が食べてる姿が見れない事がほとんど。 果たして美味しく食べてもらえたのか?など色々考えたりするのですが、蕎麦ランチは目の前でお客様が食べてくれるので反応がストレートに伝わってきます。 美味しそうにうなづいて食べてる姿を見ると最高に嬉しくなります。
帰り際にお客様から「今日美味しい蕎麦だった!」と言われると、今日営業できてよかったなと思うんです。
ランチ営業する事で、お客様と楽しくお話をさせてもらったりなどは仕出しではあまり無かった事を経験できるのが楽しみになってます。
鈴木さんが蕎麦教室に通って初めて打った時の蕎麦を見せてもらった。当時は自分のお店を切り盛りしながら仕事の合間合間で通っていたんだと。なんて努力家なんだ。
初めて打った蕎麦、太さはバラバラでしたが食べてみたらすごく美味しかったんです。この時に蕎麦ってこんなにうまいんだなって感動しましたね。
また蕎麦教室の人たちも褒めるのが上手な人たちだったので舞い上がっちゃって。
そこからそばを打つのが楽しくてしょうがなくなりました。
気温や湿度によって毎回そばの仕上がりが違うんだそう。だからこそ奥が深くて面白いと鈴木さんはニコニコしながら語る。
打ち込み具合が私と全然違う。
確かに自分は記事書くの好きなんだけど、その時の自分の気分でブレブレの記事になる。
鈴木さんはすげぇ。職人だ。かっこいい。
個人的に思っていることなんですけど、飲食って終着点がないものだと思ってるんですね。
だからこそ面白い。工夫の余地がいくらでもある。お客さまの笑顔を励みに、これからも頑張りますよ。
料理作るの本当にすきなんだろうな。と話していてしみじみ感じました。
鈴木さんずっとニコニコは話してくれて、取材の後半はお互いの子供の話を30分くらいしてフィニッシュ。
もはや鈴木さんと一緒に飯を食いに来たくらいの勢いでラフな会話を楽しみました。
ちなみにそばは1日20食くらい仕込むとのことだったので、売り切れてしまった時は申し訳ございませんとのお話でした。
ぜひみんなも親方が打つうめぇそばを啜りに行ってみてください。
※調理は親方1人でされているので、混雑している際は提供までに時間がかる場合がありますのでご了承ください
店舗詳細
名称:味処さんわ
アクセス:宮城県大崎市古川三日町1丁目2−8
ランチ営業時間:水曜日、木曜日 11時30分〜14時00分
※会席の予約状況などによって平日ランチの時間変更やお休みになる場合もあるので、行く際は下記のSNSをチェックしてみてください
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ホームページ:こちら