どうも。ささキジです。
俺はみんなが子供の頃に愛してやまなかったものを知っている。
まるでルビーのような光沢に女の子はメロメロ。煌びやかだけでなく、その神々しいかっこよさは男の子のロマンに火をつける。
そう。
ザリガニですね。
いろんな堀やいろんな用水路に佇むあいつ。
今回の記事は、そんな懐かしいザリガニ様を
くっちまおうと。そういう記事になります。
子供の頃の遊び相手。それが大人になった今、まさかの食料としていただく。なんてことだ。
彼らは果たしてどんな味なのか?気になるよね。
さてやってきました
ということでですね。
鹿島台の鹿島台駅前マルシェにやってきました。
5~9月までの間月に1回開催されている鹿島台駅前マルシェ。
なにやらこのマルシェでザリガニが食えるらしいとの情報をGETしたんですよ。
さて、彼らはどこにいるんだろうか。
あ、普通にいた。普通に当たり前のようにいた。
見た瞬間、うわ!ザリガニだ!みたいな気持ちにならずに、脳が食べ物として認識してくれている。
なんと素晴らしい。子供の頃から見慣れていたのにも関わらず、一度も口に運んだことのないザリガニがカラッと揚がっちゃってるよ。
「え?ザリガニ?大丈夫なの?」
と思う方もいるかもしれないが、販売されているこのザリガニは生活用水が流れていないため池からGET(駆除)してきたザリガニ。
そのザリガニを塩水の中で4日間飼育してから調理されたものだそう。
超安心。
メニューは
・ボイル
・唐揚げ
・炒め物(麻辣味)
・酸辣湯
の4種。それぞれ200円という破格サプライズ。
全部頼んでも800円。ザリガニフルコースで800円。ここで出会えたこと、神に感謝せねばならないね。
今回はもちろん当然のごとく全種類食べます。
ザリガニ様、実食
ボイルザリガニ。
ちょっと視点を変えて写真を撮ってみようか。
めっちゃザリガニ!まごうごとなきザリガニ!ピッチピチのザリガニ!誰が見てもザリガニ!子供の頃掴んだそのまんまの姿が、25年の時を超えてやってきた。なんて言えばいいかわからないけど心は猛烈に感動している。
ザリガニの実は小さめ。
早速食べてみます。
味は、結構淡白。食感はエビ!味は薄めなのでカニに近いかもしれない。シンプルに美味い。
食感もちゃんとプリプリ。おいおいお前こんな凄かったんか。
急にポテンシャル発揮してきた。勉強してないとか抜かしておいて84点とか取ってたあいつみたいだ。
次は炒め物。麻辣味。
うまい。うまいよ。
刺激的な中華味。殻を剥かずにそのままバリバリ食べれる。殻の硬さは、サワガニ以上カニ未満。
ちょっと力を入れればハサミの部分もバリバリ食べれるような硬さ。この食感が楽しくて、中からぷりぷりの身が出てくるのも楽しい。
なんだザリガニ。すげぇぞザリガニ。言ってよ。
「俺、実は美味いんですぜっ」
って子供の頃の俺にちゃんと言っててよ。
酸辣湯.
ザリガニを殻ごとミンチにして団子にしたものが酸辣湯のなかに入っている。
団子にしても美味しい。ふわふわしていて、ちゃんとエビっぽい、かにっぽい風味を感じます。
そして最後に唐揚げ。
これがザリガニ料理の頂点に君臨するんじゃないか?と思うくらい美味しい。
あ、これおもってたよりおいしいや
とかそういうんじゃなくて、普通においしい。ほんとにおいしい。
エビの唐揚げってよくスーパーにありますけど、あれの食べ応え、かみごたえがよりしっかりしてるバージョン。
わかりやすく言うならポテトチップス界でいう堅揚げポテト。殻が堅めなのがおつまみっぽさが際立ってていい感じ。
足の部分が特にうまい。軽い食感でエビカニ感はないけど、スナック菓子を食べているみたい。
これは子供のおやつにぴったりよ。
今日のおやつは”ザリガニ”よ!なんて言ったら子供達はついにうちもそこまできたか…と絶句するかもしれないけど、食べたらキャッキャしておかわりをねだると思う。
お客さんたちも唐揚げを頼む人が多かった印象。そしてみんな笑顔だった。
「ザリガニ食ってことないでしょ?一個あげるからおいで!」
と聞いたことがないようなパワーワードでお客さんに声をかける店の人。
子供にあげて、「おいしい」と言われた時は、店の人たちがなんともいえないとても優しい微笑みを見せていた。俺まで感動。
出店しているのはNPO法人シナイモツゴ郷の会というところで、希少な絶滅危惧種を守るためになんでも捕食してしまうザリガニを駆除がてらこうして調理、提供してるんだそう。
話をきくと大きいザリガニは需要が高いらしく、海外の料理店では高級食材として扱われているんだと。すげぇ。話を聞くほどザリガニってすごかったんだなとワクワクする。
うまかった。
こちらの出店、今年は2024年8月24日の鹿島台駅前マルシェが最後の出店。
なのでもしザリガニ料理を食べてみたいと思った時は
・試食会などのイベントをしているのでその時に
・鹿島台にある坂本会館に事前に確認の電話をいただければ用意できるかも
上記2つの方法で食べれるとのこと。
宮城県産ザリガニ!!ともてはやされる時代も近いのかもしれない。
この未知なる体験。みなさんもぜひ体験してみてください。